Everdell (エバーデル) が可愛いすぎるのでみんな遊んで

ボドゲ紹介 Advent Calendar 2018の 12 日目の記事です。

adventar.org

11 日目は 初心者にもオススメしたいマジックメイズ の記事でした。
マジックメイズ、楽しいですよね! 相談してないのに、この先の目的が共有されて良い感じに協力できる瞬間が味わえるゲームでした。
プレイ時間の都合でチュートリアル的に段階を経てプレイはやったことがないので、今後機会があれば体験してみたいです。


さて、今日は Everdell (エバーデル) の紹介をします。

何よりもまずこのボードを見て欲しい。

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可愛い!

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可愛いが過ぎる!!

そんなわけで、コンポーネントに一目惚れして買いました。
Everdell (エバーデル) の紹介をしたいと思います。

Everdell とは

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谷間の草原と森、小石が採れる小川やベリーの実がなる茂み、見上げるほどの大樹、そんな世界で小動物たちの暮らす街を作り上げるゲームです。

冬から春、夏、秋の終わりまでの 1 年の間に、誰よりも住みやすい心地良い街を作りましょう。

資材を集めて建物を建てたり、食べ物を集めて動物を呼んだりして、街を大きくしていきます。建物や動物は、あなたの街が大きくなるのを助けてくれます。

ボードゲーマー向けにざっくり説明すると「ワーカープレイスメントとカード効果で街を大きくして得点を集めるゲーム」です。

コンポーネントを見て欲しい

とにかくコンポーネントの作り込みがすごい。

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カードもいちいち可愛い。

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世界観を大事に丁寧に作ってあるのがわかって、それがとても心地良いです。

公式サイト でパッケージイラストの綺麗さも是非是非。

ゲームの進め方

自分の手番でできることは、以下の 3 つのうちどれか 1 つだけ。

  • 駒 (ワーカー) を置く
  • カードをプレイする (自分の街にカードを並べる)
  • 季節の準備 (季節を進める)

駒 (ワーカー) を置く

駒を置ける場所は以下のどれか。

  • 基本のアクションスペース
  • 森のスペース
  • 聖地
  • 赤い足跡マークの建物カード (行き先カード)
  • イベントカード
  • 季節が秋の時だけ置ける旅のスペース

基本のアクションスペースと森のスペースは、ワーカーを置くことで資源を手に入れたりカードを引いたり、資源の交換ができるところです。

聖地は、手札を捨てることができる場所で、捨てた手札の枚数に応じて資源が手に入ります。

行き先カードの効果は様々で、強力なものが多いです。基本的には自分の街の行き先カードしか使えませんが、カードによっては他のプレイヤーの街でも置けるものもあります。

イベントカードと旅は、点数が手に入るスペースです。イベントカードの場合は指定の条件を満たすこと、旅の場合は指定枚数の手札を捨てることで、ゲーム終了時の得点が増えます。

カードをプレイする (自分の街にカードを並べる)

カードをプレイする時は、自分の手札か草原に公開されているカードの中からカードを 1 枚選んで、それを自分の街に並べます。つまり、草原に公開されているカードは、全プレイヤー共通の手札です。

カードのプレイには、指定された資源が必要です。建物なら小枝や松ヤニや小石を指定の数だけ、動物ならベリーを指定の数だけ。ただし、動物カードにはそれぞれ対応する建物カードが示されています。対応する建物カードがすでに街にあれば、動物カードプレイ時のベリーは不要になります。

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「大学」がすでに街にあれば「医者」をベリーなしでプレイできる

カード毎の効果も、プレイ時にすぐ効果を発揮するものや、特定のタイミングで効果を得られるもの、ゲーム終了時に得点になるものなど様々で、建物と動物の組み合わせも考えると何からどうやってプレイするか、考えどころです。

また、自分の街に置けるカードは、基本的には建物と動物合わせて 15 枚までです。最初の冬の時点だと、これで 15 枚並べるの大変では、と思うのですが、秋になる頃にはカードもっと並べたいけどもうスペースがない、という状態に。1 度並べたカードはそういった効果のカードを使わない限りは取り除けないので、どのカードで 15 枚のスペースを埋めるのか、どんな街にするのかを考えながらプレイする必要があります。

季節の準備 (季節を進める)

今の季節でやることがなくなった、次の季節に進みたいと思ったら、季節の準備を宣言して季節を進めます。
ゲームの最初は冬、次は春、夏、と続いて最後は秋、秋が終わればゲーム終了です。

季節を進めると、配置済みの駒を全て手元に戻して、さらに、駒が増えます。

また、季節に応じてカードの効果が発動したりカードが引けたりします。

プレイヤー毎に別々の季節を持っているので、隣のプレイヤーはまだ春だけど、自分はもう夏、みたいなことも起こったりします。

基本的には、できるだけのことをやって次の季節に進む方が手数が増えるのですが、秋にしか使えない旅のスペースは高得点で早い者勝ちなので、旅のスペースを狙うならいち早く秋になる必要が出てきます。

全員が秋になり、もう何もやることがない、という状況になったらゲームの終了です。
それまでに集めた得点と、イベントカードの得点、街のカードの得点などを足し合わせて、点数の高い人の勝ちです。

改めて Everdell ってどんなゲーム?

ワーカープレイスメントで資源を集めて、カード効果を組み合わせてコンボを作って、街をさらに大きくして、最後には 1 ワーカーでの獲得点数を最大限高めてく、というゲームです。

面白い要素がいっぱい詰まってる。

あとは、手札自体も何かしらのコストになってることが多く、それなのに手札枚数 8 枚の制限が厳し目で、 8 枚を超える手札はそもそも受け取れません。
どうしても受け取る状況が出てきてしまった時には、その手札は捨てられます。
受け取って 8 枚になるように捨てるとかはできません。

なので、手札マネジメントもすごく大事。手札を引ける場面で確実に手札を引けるように、手札の枚数を調整しておくことが重要になってきます。

カードコンボ系のゲームだと、カード効果の強弱や有利さみたいなものはどうしてもでてくるな、とプレイして感じました。特にゲーム序盤はカードの引き次第みたいなところもあるのですが、共通の手札である草原のカードが、ある程度その辺りをカバーしているように思います。

ワーカーの管理、資源の管理、資源の使い道、手札の管理、カード効果でのコンボの構築、街に並べるカードの取捨選択、獲得点数を高める、というようなことがプレイ中は常に求められ、それらが絡んでうまく繋がるようになっていて、本当にうまく繋がった時には快感です。

何より好きなところ

このゲーム遊んで、自分が良いなって思ったところを頑張って言語化してみます。

このゲーム、できることの少ない厳しい冬から、徐々に色々できるようになる春、大きく成長する夏、ここまでの成果を収穫すべく点数を稼ぐ秋と、世界観とゲームのプレイ感が絶妙に絡んでいる感じがするんですね。こういうのが好き。すごく、好き。

プレイヤーによって季節がずれるのも、最初に聞いた時に「なんか変だな」って思ったけど、遊ぶとそんなに気にならない。気にならないというか、同じ 9 月でもそれを夏と呼ぶか秋と呼ぶかは違うし、動物によっても感じ方は違うだろうし、それぞれの活動もまた違って当然だなーと思ってしまったというか。
春夏秋冬なんて区切りも、人間が勝手に作ったもので、実際にその季節の移ろう時なんて曖昧で「はい、今日から夏になりました!」みたいなものでもないよなー、なんて思ったりしました。

で、最後に出来上がった自分の街を見て、あまりの可愛さににやにやする。本当に可愛い。

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最後に自分の街が (たとえ点数の低い街だったとしても) 出来上がって、カードのイラストの力もあって、そこに物語があるように思えてくるところが、とても好き。農場が多くてネズミの夫婦がたくさん暮らしてて、学校もあるから子供達もいっぱいいるのかな、エバーツリーには王様が住んでるんだ、みたいなことを考えたら、物語が始まりそうじゃないですか。そういうのが本当に好きなんです。

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一緒に遊ぼう

遊びたい方、ぜひお声がけください。一緒に遊びましょう。

会社でボドゲ部やっているので、ご都合合う方はぜひ。 会社のアドベントカレンダーで、ボドゲ部の活動まとめ書いたので、ご興味ある方はそちらもご覧ください。

ff-boardgame.hatenablog.com


さて 13 日目の記事は インパクト登場! です。

『ストライク』という、ダイスを投げ入れるアクションゲーム! の紹介かと思いきや 2018 年のリメイク作品『インパクト』の紹介記事です。 なんだか派手になって楽しそう!